首の痛み


目次



〜首は疲れやすい〜

頭は成人で4〜6kgあると言われ、姿勢が悪いとその5倍程度の負荷が首(頸椎)にかかると言われています。 進化の過程で少しずつ耐性はついているものの、そもそも人の体は直立歩行するようには出来ていません。 だからただ生活するだけで首の負担は計り知れないものです。

またパソコンや携帯などで下を向くことが多くなりました。そこで増えてきたのがいわゆるストレートネックです。 最近は赤ちゃん用の歩行器も進歩していたりしてハイハイをする期間が短かったりもします。 そうすると後頭部側への首の湾曲が出来上がる前に直立してしまうのでストレートネックになりやすく、 より疲れやすい体になってしまいます。

人は直立なのだから頸椎は真っ直ぐの方が疲れにくそうな気もします。 真っ直ぐ下にだけ重力がかかっている場合はそうだと思いますが、常に真っ直ぐ上に頭が乗っかってるはずもありません。 昔の橋には太鼓橋というアーチ状の橋があります。平らな橋だと板同士は干渉せずにすり抜けますが、 アーチ状になることでお互いに干渉し邪魔しあい下への強度を増しています。 人体でも同じで軽く首を傾げるだけで素晴らしくアンバランスな力が首へとかかります。 真っ直ぐな首では頸椎はお互い干渉できず滑ってズレようとする為、それを抑えるように筋肉が常に働き続けます。 すると肩こりになり、ついには筋肉が耐えきれなかったり筋肉自体の硬さが頸椎や周辺の神経を痛めつけてしまいます。 すると余計に肩がこり・痺れ・目の疲れ・頭痛・吐き気など様々なことが起きやすくなります。

頸椎や神経を痛めてしまうと麻痺や慢性的な吐き気・めまいなど取り返しのつかないことが起こる可能性もあり 頸椎はとても怖いです。なのでストレッチなどをする場合

・力を抜くこと

・首に負担を掛けないこと

・肩と頭は垂直に

・頭を前後させない

・手や道具で頭を支える(力を抜く)

・無理をしない

・首を回さない

これらを意識してストレッチを行ってください。

先にも書きましたが、頸椎は怖いので今回は首周りのストレッチを入れません。調べて行う場合も充分にお気をつけください。

以下のストレッチの順番は私が初見でとりあえず首だけ重点的に最短でほぐす場合に試したい順序です。 これは人によって変わります。自分にあった順番を探してください。 効果が薄い場合もストレッチを行ったり来たりしてみてください。

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〜ストレッチ1『肋骨』〜

肋骨は上半身のバランスを取る為にゆるくできています。逆を言えば固くなりやすく、他の場所への影響も大きい部位になります。 また肋骨周り(胸郭)が固いと肺が膨らむ場所がなくなり、呼吸が浅くなります。 すると副交感神経が出にくくリラックスしにくくなります。

肋間ストレッチ

1,あぐらで右腕を上げる

2,そのまま上体を横に倒す

3,お腹の前から右側へ伸ばす

4,左手で右腰を下へ伸ばし息を吸う

5,上体をキープして息を吐きながら肋骨を伸ばす

・肋骨に沿って伸ばす

・から下に伸ばす

6,右腰を下へ伸ばす

肋骨を重点的に伸ばしたいので、そこに意識を集めてください。

難しい部分もあると思うので、力を抜いてできる範囲でokです。

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〜ストレッチ2『前腕』〜

腕は肩にぶら下がっているようなもので、腕の筋肉が固まると全ての重みが首の付け根へのしかかるようになります。 また筋肉が固く縮むことで引っ張るような力が余分に肩への重みになります。 腕や手の筋肉を緩め肩と腕全体に重みを分散することで、肩と首を解放していきます。

やることが多いので前腕・手・上腕で分けてかいていきます。ストレッチしづらい部位は解しのみ書いていきます。

前腕のほぐし

1,右の前腕の内側の筋肉を掴む

2,右腕を内側へ回す

3,筋肉が引っかかるのでキープ

5,外側も同じように

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〜ストレッチ5『胸』〜

大胸筋など複数の筋肉が集まる胸も固まると肩首に負担がかかります。女性は乳房の重みもあるのでより固まりやすい部位です。 ここはストレッチの方が簡単にできますが、ほぐしもあります。

胸のストレッチ

1,右腕を肩から真っ直ぐに伸ばし、肘を90°に曲げます。

2,壁に手から肘までをつけ、左側を向くように上半身をゆっくりひねります

このストレッチは壁を使わなくてもできますが、首に力が入りやすくなるので仰向けに横になって片腕ずつ伸ばすようにした方がいいです。 立って伸ばしたい方は気をつけてください。

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〜ストレッチ5『胸のほぐし』〜

胸のほぐし

1,両手で左右の脇と胸の境を手の付け根で押さえる

2,そのままゆっくりと手を合わせるように滑らせる

手の付け根(手根)でグリグリやってもいいですが、やりすぎると筋肉が切れるので優しくほぐしてください。

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〜終了〜

指先から首回りまでの体温や血流の感覚があれば緩んでいる証拠です。最初に書きましたがくれぐれも首にはお気をつけください。

またここまで体がこわばっている場合、上半身だけではすぐに元に戻ってしまったりもします。 なので内転筋あたりを重点的に下半身のストレッチを行い、腰を緩めてあげるとより効果的です。

そして胸郭の固い方は精神的な疲れも溜まっていることが多いので、 身体を温めてゆったりとリラックスをして深呼吸をしながらストレッチをしてください。精神的な疲れいわゆるストレスは誰にでもあるものですが、 何故か否定されがちです。精神が強い弱いではなく真面目な方が不真面目な方の負担を担っていることが多かったりもします。 心と体は表裏一体です。どちらかが疲れてもその影響が他方に出ます。 そして誰しも疲れるものです。 心の存在を否定して自分を追い込まず「今日は疲れてるんだな」とのんびりしましょう。

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